支援と奉仕の感動体験

つくば学園ロータリークラブ 石 井 健 三


 2009年12月からロータリアンになりました。最初ほ、裕福な“おじさんクラブ”に入ったことで、クリスマス会や新年会、観桜会といった交流に心躍らせて参加していました。
 2011年3月11日の東日本大震災、この日を境に、支援という奉仕体験を肌で感じながらの活動になりました。特にクラブの広報・雑誌委員長として『週報』を作成する中で、広報活動の重要性を感じてきました。大切な皆さんの支援金や、さまざまな奉仕活動を通して、被災者に少しでも希望を与え力づけたいという一念で行った結果を、一般の皆さんと共有して分かち合いたいと思いました。私は劇団四季の出身で、クラシック声楽家という職業柄、広報の重要性や人とのネットワークの大切さを、身をもって知っています。そんな経験を生かせる場がやってきたのです。


避難所でのプレゼント
渡す側も受け取る側も笑顔となった

 

 土用の丑の日に、500人前のウナギの蒲焼きを被災地の避難所へ持っていき皆さんに喜ばれたことや、クリ スマス100人分のプレゼントを避難先となった小学校へ届けて喜ばれたことが新聞に取り上げられた時、同胞のロータリアンと一緒に何かを成し遂げた充実感と喜びが湧き上がってきました。
 その後、ガバナーから「汗をかいた奉仕活動はとても良いものですね」とのさりげない一言をいただき、本当に入会して良かった、と感動を覚えました。 長年、東京王子ロータリークラブで活動していた亡き父の思いを重ね合わせ、つくばの地でロータリー活動をしていくことの喜びに浸っております。 (第2820地区 茨城県)

 
 
ロータリーの友 2013年4月号より  
 
 

《閉じる》

 
 
 
Copyright (C) 2012 Anan Rotary Clud. All Rights Reservd.